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マスクの着け心地と価格は比例しない?

久しぶりのコラムになります。ホームページを開設した当時、定期的な投稿を目標としていたのですが、気が付いたら長期間投稿しておりませんでした!今回はコロナで学んだことの1つについてコラムを書かせてさせていただきます。

新型コロナウィルスの感染拡大前、マスクは気軽に手に入るアイテムの1つで、弊社ではオンラインで簡単にそしてお手頃価格で購入できるS社製のサージカルマスクを定番として使用してきました。S社製のピンクのサージカルマスクは医療用マスクの米国規格ASTM2100-11に適合した医療用マスクで性能がよく、そして何よりも付け心地も良かったこともあり、長時間使用時の着け心地については気にしたこともありませんでした。

しかしながら、新型コロナウィルスの世界的な感染拡大を受け、2020年春頃から今までは当たり前のように簡単に購入できていたマスクが市場から消え去り、入手困難になりました。4月に入ると少しずつ購入はできるようになりましたが、種類は選べず、そして価格が高騰してました!なんと、コロナ前は135円台でしたのに、5月には160円から100円になっていました。1ヶ月単位で使用するマスクの枚数を考えますと、10倍以上の値上がりは会社にとって厳しいものになりましたが、食品加工にマスクは必需品ですから、入手することが最優先となり、種類なんて選べる状況ではありませんでしたから着け心地は二の次となりました。

20204月初旬に手に入ったマスクを社内で配布し使用してみたところ、すぐにS社のマスクのほうが良い!着け心地があまりよくない、、、という声が上がりはじめました。「えっ、マスクってそんなにちがうの?」と驚きました。購入単位が12000枚から2500枚のこともあり、1度購入すると数か月は同じ種類を使用感に関わらず使用しなければなりませんから、このあたりからマスクの種類や着け心地について関心を抱くようになりました。

 昨年4月頃から昨年10月頃まで、会社では3社から4種類のマスクを購入し使用しました。それぞれ箱には「不織布3層マスク/Disposable Face Mask・ふつうサイズ」と記載されていますが、マスクの大きさ、不織布の厚さや硬さ、耳のゴムの種類や長さ、そして何より着け心地が微妙に異なるのです。

 昨年4月から夏ごろまでに購入したマスクは、パッケージが中国語+若干の英語、合格証はあるものとないものがありました。このころのマスクは概ね不織布が硬めでゴワゴワしており、耳のゴムは丸ゴムが主流でマスクによりゴムがすぐ切れてしまったり、ゴムが少し短いのか長時間着用すると耳が痛くなるときもありました。真夏の暑く湿度の高い時期には適さない位厚い不織布を使用されていることもあり、この時のマスクは一部冬場まで保管することにしたくらいです。

夏以降には市場にも少しずつマスクが出回り、価格も下がりはじめ種類も選べるようになりました。この頃、着用感を確認するためのサンプルをいただけたマスクは、少し薄め不織布でできており、着用面も一目瞭然でわかりやすく、着用感も夏以前に購入したマスクと比べるととてもよく、耳も痛くならないこともあり、現在はこちらを常用することにしています。

「たかがマスク、されどマスク」作業中はマスクを長時間着用しますから、性能/機能も大切ですが、作業に従事するスタッフのストレスにならないような着け心地のよいマスクを選ぶことも大切だということを、この新型コロナウィルスの感染拡大を通じで学びました。