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三種の神器

久しぶりの投稿になります。5月に書き始め、原稿を温めている間に数か月がたってしまいました。今回はコロナ感染拡大防止にも関係しているアイテム「三種の神器」について書かせていただきました。

食品加工を行う時に品質管理上代表的な必需品は“マスク”・“使い捨て手袋”・“消毒用アルコール”3種が頭に浮かぶと思います。

 マスクは正しく着用することで、約2メートル飛ぶといわれている咳やくしゃみ等の飛沫で食中毒の原因となる細菌やウィルスが飛び散り食品を汚染することを防止しますし、使い捨て手袋は、適切な取り扱いにより細菌性食品中毒の発生源の1つである食品取扱者の手指が原因となる食品の2次汚染を防ぐことができます。そして、3つ目の消毒用アルコールは、正しい手順による手洗い後、十分に乾燥させた手指に使用しますと一時的に手指に付着している微生物・細菌類を減らすことができます。

 この3種の神器の取り扱い方法や特徴をしっかりと知ることにより、食品製造に携わるスタッフの衛生的な状態を保つことができ、また品質管理・衛生担当者による日々の管理・チェックを通じ、細菌・ウィルス等由来の社内事故の発生率を最小限にすることができると思います。

 このコラムを書いていて、一人一人の衛生管理の大切さ、そしてなぜこれらが「3種の神器」なのかという理由を、弊社でも衛生教育プログラム(OJT)を実施することにより復習が必要だな、と感じました。また、この三種の神器は新型コロナウィルス感染症対策にも効果的とされていますので、復習をすることにより社内の事故発生防止に努めるとともに、with コロナ*コロナとともに生活することが必要な今、新型コロナウィルスの感染を拡大させないための対策としても継続して役立てていきたいと思います。

 新型コロナウィルスの感染が世界中で拡大、日本では緊急事態宣言が解除され感染者が一時的に減少傾向にありましたが、7月にはいり増加傾向となり、食品加工を行ううえで大切な「三種の神器」はいまだにコロナ前と同じようには入手することができません。衛生教育プログラムの実施に加え、マスク・使い捨て手袋・手指・作業台等の消毒剤の備蓄(備蓄量)について定期的な見直しを行い、必要数の確保に努めていきたいと思います。