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シンプルな日報1枚から始まった品質管理

マニファクチャリングの幸田でございます。

ホームページの開設にともないブログも開設することになり、1番目の内容は何を題材にするか迷いましたが、前職から携わらせていただいている「品質管理」について書かせていただくことにいたしました。

 

今ではおかげ様で生産・品質管理グループのスタッフが日々帳票管理を行ってくれており、1年間に数社の監査を受けさせていただけるようになりましたが、2000年初頭には「品質管理」「監査」と言われましても、“えっ、それなに?やらなくちゃいけないのかな?”“資材や原料の数量管理はやっているし、お取引先様の仕様にそってちゃんとお仕事できてるよね?”というのが私も含め社内全体の声でした。この当時は帳票もシンプルな日報1枚しかなく、現在社内の品質管理グループが行っている管理の方法や品質管理の原理原則に対する意識は低く、今でいう帳票類は会社を守るツール、エビデンス、という考えや認識は全くありませんでした。

 

現在では社内の帳票は「帳票類」と呼ばれるようになり、2000年初頭にはシンプルな日報1枚しかなかったのが、現在では日報類は5種、衛生関係も含めますと社内で記入されている帳票は20種類を超えるようになりました。

 

20種類を超える帳票類の導入は、「ローマは1日にしてならず」というように、2000年初頭から10年以上の時間をかけて行われてきました。導入され、消えた帳票も数多くあります。帳票は品質管理グループが作成しますが、運用は作業場のスタッフになりますので、品質管理グループの作成した帳票が運用しにくいと継続できなくなります。継続することが重要な帳票ですので、運用しにくい帳票は必要性を再度考え、必要な場合は改定を、必要性が無いと判断された時には帳票自体をなくすこともあります。

 

シンプルな日報1枚からどのようにして20種類以上の帳票を導入し、運用ができるようになったかは、次回以降に書いていきたいと思います。